貴女が告白したときは、まだ貴女の魅力に気づいておらず、また心の準備もできていなかったので、とりあえず「友達から始めましょう」という感じだったようです。ただ彼が「友達」と言ったのに、貴女が「彼女になりたい」と懇願したことに対しては、少しわがままな印象を受けたようですね。

とはいえ現在の彼は、次第に貴女のことを好きになってきているようです。まだ真剣な気持ちにまで高まっていませんが、友人以上の存在になりつつあります。貴女と長電話を重ねたことで、貴女を彼女とした場合の未来がイメージしやすくなっているようです。そして貴女と話す時間には、幸福感を感じるようですね。

良いカードです。今後も長電話を続けていく内に、彼は貴女のことを好きになるでしょう。あまり情熱や甘さのある感情ではありませんが、しかし誠実で安定した愛情です。二人の間には良いパートナーシップが築かれ、息の長い交際になりそうです。

彼は、女性の好みにあまり具体性がないようです。それを示すようなカードは現れませんでした。

というより《聖杯の１》の逆位置が出たことから、彼は過去に恋愛で傷ついたことがあり、そもそも恋愛に対してネガティブなイメージを持っていると思われます。

ですから、いきなり恋愛的なアプローチで押すのではなく、人間的に「大切な存在」になっていく方が、結果的に恋愛に結びつくでしょう。すでに貴女は実行されていますが、彼を大きな愛情で包み込むことは非常に良いことなので、ぜひこれからも続けてくださいね。

彼の深い意識には、「征服するのも、征服されるのも、イヤだ」という気持ちが強くあります。自分が望む以上のことを他人から押しつけられることを非常に嫌うのです。もちろん彼も、相手に対して押しつけたりしませんが…。

ですから、彼が、彼女にしたいと思わないうちに「彼女になりたい」と言ったり、結婚したいと思わないうちに「結婚したい」と言ったり、会うつもりが無いときに「会いたい」と言うのは、マイナスでしょう。彼からの働きかけを、静かに暖かく待っていた方が、プラスに働きそうです。

彼は、自分の気が向けば、今でも、長電話をかけてきたり、車で5時間もかけて来てくれたりするのです。ですから貴女の方から誘うのではなく、彼が貴女に対して、彼の気が向くようになる頻度を自然に上げていった方が得策です。

ですから直接的ではなく、間接的なアプローチを心がけた方が良いと思います。

鍵となるカードは、《女帝》。恋愛には非常に良いカードで、女性的な魅力がポイントとなるでしょう。

「母性」のイメージもあるので、今、彼がしんどい時に、貴女に甘えてくるのは、とても良い兆候です。母性本能を発揮し、彼をたくさん甘えさせてあげましょう。彼が弱い自分を見せてきたときは、今のようにそのまま受け止めてあげ、癒やしてあげたり、褒めて自信をつけさせてあげたら、非常に満たされた気持ちになり、やがて貴女を手放せなくなります。

また《女帝》は「セクシー」な意味も強いので、会うときのファッションは、さりげなくセクシーなものが良いでしょう。露骨なのはいけませんが…。上品な服で、露出は少ないけれど、しかし胸の美しいラインが出るようなフィット感のある服だとか…。話すときに、さりげないボディタッチをすることも効果的だと思いますよ。

彼は、強引さが苦手ですが、さりげない誘惑には惹かれると思います。直接、デートに誘うより、たとえば電話がかかったときには、さりげなく「今、お風呂から上がったばかりなの」的なことを言い、暗黙の内に貴女の裸体をイメージさせてセクシーな気分になってもらい、思わず貴女と会いたくなるようにし向けるとか…。

方法は何でも良いのですが、間接的なアプローチで女性らしい魅力をふりまき、彼の方から貴女に働きかけてくれるよう、いくつもエサをまくことが効果的です。

きっと彼と幸せな交際ができますので、あまり焦らず、彼との距離を縮めていってくださいね。